平成22年12月11日(土) ケルティック・クリスマス2010(すみだトリフォニーホール)

改めまして、ケルティック・クリスマス2010です。
既に、多くの方が詳細なレポを出されてますので、
当方は軽く感想のみを。

ロビーでは、登場する3組のCDやスコアブックが売られ、
簡単なプログラムも立ててあります。
おお、Lunasaはトリですね♪
でもこれだけ居たら、あまり沢山は弾いてくれないかも。かも。
……と、しょんぼりしない様自分に保険を掛けつつ(笑)、ホールへ。

……満席じゃね?

こんなにケルトファン居たんですかー……。
隠れなくていいのに。みんな表に出ようよ! 主張しようよ!!
と、姉様とこっそり叫んでみたり。
(後で調べたら、長崎から聴きに来てたバンドとか居ました。なにー!)
隣の弟妹は、貰ったパンフにいちいち突っ込んでたり。
待ち時間の間に流れる曲の、フルートの独特な音色に、ほわーんとしたり。

する内に、開演です。



第1部はValravn(ヴァルラウン)。フェロー諸島から来たバンドさん。
事前に動画で聴いた限り、「……??」という感じでしたが、
実際生で聴くと、中々どうして、格好良かったです。
ヴォーカルの女の子も、結構声に迫力ありましたし
(個人的にあのスカートひらひらのパフォーマンスが好きv)、
ホイッスルとフィドル(ヴィオラかも?)の担当の方は、何でもこなせて凄かった。

ただ……すんません、白状します。
当方、1曲目の途中から最後まで、後方のドラムのあんちゃんに釘付けでした
(バスドラムやりたさに吹奏楽部入った変わり者なもんで……;)。

だってあれ、凄かったですよね!?
なんであんな叩けるの!?叩き方出来るの!?
いや練習でしょうけど!
音と良い、響きっぷりといい、超絶好みでした。すげーすげー。
とかってきらきらしてたら、本人が進み出てソロ披露して下さるし! わーお。

しかし、あれっだけお腹にドンドン響く音や、格好良い曲調にも関わらず、
元々の音色と旋律が癒し系なのか、ふっ、と意識が飛ぶんですよ(笑)。
何で!? 集中して聴いてるのに!?
アルファ波出過ぎじゃないか!?

メタル系のバンドやってる友達に、見せてあげたいステージでした。
彼女もケルト好きだし、声質が似てるので。
電子音の使い方とか、参考になりそう。



休憩を挟んで、第2部はLAU(ラウー)。
アコーディオンとギター、フィドルのバンドでした。
彼等は来週、長崎にも来て下さるので、結構期待しておりました。
うん、期待に違わず格好ええ。
アコーディオンの兄ちゃんが、椅子から落ちるんじゃないかって位の
パフォーマンスなさるんで、冷や冷やしつつ見てましたが(笑)。
あと、ゆっくり話してくれたヴァルラウンと違って、英語が全然聞き取れなかったorz
そしてこちらも意識が飛びました(笑)。

曲調は格好良いんですけど、曲編成が当方の好みに嵌らなかったので
(繰り返しが多くて、いつまでも終わらない感じ)、
長崎のステージに行くかは微妙な所。ううむ。
あ、3人とも技巧は凄かったんですけど、
ギターの方の歌声が、何というか、素朴で純朴で優しかったです。



ラウーが退場すると、セッティングの人に交じって出てきた外国の人が、
マイク持って喋り始めました。
うわっ、休憩無しでLunasa(ルナサ)きた!?(どきどききらきら)
フルート持ってるから、えーと、ケヴィンさんだっけ?

……でかくね?(汗)

え、あれ、パンフとか見ると他メンバーに比べて小柄っぽい、の、に……;;
ベースの方(トレヴァーさん)とか、どんだけでかいん!?
(終演後、ロビーで歩いてるとこ見たら、本当にでかかったです;)

その間にも、さくさくとメンバー紹介を進めるケヴィンさん。
ライヴ回数多いだけあって、MCも軽快です。

「4年前のライヴに来てくれた人ー?」
客席「はーい」「はーい」
「その人達は覚えてるよねー、トレヴァー! ふっるーいメンバーでーす」
(俺かよ!みたいな苦笑いを浮かべるトレヴァーさん。南無)

「先日は大阪でライブでした。た〜っくさんサインしました。
その時のお客さんが、『タイタニック』に似た曲が好き、って言うんです
(ここうろ覚え。演って、だったかな?)。
皆さん、『タイタニック』って知ってる? ケイト・ウィンスレットとディカプリオの……」
(ここであの有名なポーズを取る。客席爆笑)
(その上、ご丁寧に小さなホイッスルを出して、件のメロディを吹いてから
改めて曲に入る。終了後のオチもばっちり)
※因みに、曲は「Se」の"Absent Friends"。確かに出だしがそっくり。

たまにフィドルのショーンさんが代わると、
「ケビンはシャイでして……」
誰がだよ。(客席総突っ込み)

他にも色々、曲毎に丁寧に話して下さったんですけど、
すみません当方が中盤で"Morning Nightcap"が来た事に興奮し過ぎて
頭に残ってません。ごめんなさい(--;)

今年出た新譜がメインだと予想してたら、
どっこい、「Se」から2〜3曲、
それより前の、当方が聞き込んだCDからも、どんどん演奏されてですね。
1st「Lunasa」の笛3本の曲("Aibreann")が飛び出した時は、
正直、嬉しさのあまり気が遠くなるかと(笑)。
これひょっとして、当方の一等お気に入りな"Meitheamh"も
来るんじゃないか?と。

"Meitheamh"は、当方がるしふぁー様から初めて教えて頂いた曲で、
つまりLunasaにフォーリンラブした曲でもあります。
序盤のリールが「マンドラゴラの禍い」なんて、ぎょっとする題名ですが(笑)、
明るくて、疾走感があって、凄く凄く素敵なんですよ。
でもベスト盤「So Far」にも入ってなかったしなあ。駄目かなあ……。

残念ながら、締めは"The Merry Sisters of Fate"でした。
ちっとも残念じゃないけど!
十分美味しいけど!o(>_<*)o三o(*>_<)o
あと、キリアンさんのパイプソロのラメントも素敵でした。
今回、全体的にキリアンさん大活躍って感じでしたね。



鳴り止まない拍手の中、待望のアンコール!
おっ、LAUの3人も出てきましたよ!

ケヴィンさんが、開始前の挨拶を再現して、笑いを誘った後、
まずはLAUが"Freeborn man"という曲を披露。
ギターの方が、本当に、温かくて素敵な歌声なんですよ。
これにLunasaの5人が音を重ねていきます。

拍手の後、8人が準備して……"Meitheamh"!!

うそーーーーー!!(歓喜)

や、まさかとは思ったけど、もしかしてとは思ったけど、えーーーー!!
これ書いてる今も信じられません。夢見てるのかと思いましたもの。
あああ思い出して涙出てきた。
しかも、フィドル二人だし!ギター二人だし!!
ケヴィンさん超ノリノリで吹いてらしたけど、本当に嬉しかったのかも。
多分、今までで最強の"Meitheamh"だったんじゃないかしら。

もしこの公演のDVDが出たら、当方、保存用に2枚買います。
それっくらい、凄いステージでした。



万雷の拍手とスタンディングオベーションの中、公演終了。
あとはお楽しみのサイン会です。
……が、当方お目当てのLunasaは、2階席の通路の端まで並ぶ長蛇の列。
諦めて、ValravnとLAUのサインを貰う妹姫を待ちます。
やっぱり女の子を撮影する姫に笑いつつ。
電子音担当の兄さんの、意外なノリの良さに爆笑しつつ。

気がつけば、20時を回っていました。

楽しかったー!><

  
 

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