12月31日  今年もお世話になりました

30日夜に、実家に帰りました。
掃除は殆んど済んでいたので(ごめんね、ままん&ぱぱん;)本日の仕事は買い出しのみ。
久しぶりに、馴染みの市場へ行ってきました。

名物の明太子屋さん。
開店当時から通い詰めてる、可愛いお花屋さん。
幼稚園の友達が居た、昆布屋さんに味噌屋さん。
ケーキ屋さんのクッキー箱が、食べ終わると宝石箱になったり。
年末に魚屋さんに並ぶ、立派な鰤を、いつまでも眺めたり。

今も続く店があり。
無くなったり、新しく開いたりした店もあり。

この町に、当方は育てられたのですね。

しみじみと感謝した一日でした。



今年も、残す所3時間。
皆様どうぞよい御年を。

 
 
12月28日  ガツンと気合いを入れたい時に

S様のご復帰に大喜びの妖精です、おはようございます。
バトン受け取って下さってありがとー♪
個人的には、IL DIVOを知ってる一般の方に、
国内で初めて出会ったのが嬉しかったり(笑)。

実家からIL DIVOの「SIEMPRE」が届いたので、もくもくと聴く毎日ですが。
先日の様にしょぼくれた時には、
カンフル剤的な音楽が聞きたくなります。
最近のカンフル剤は、フルトウ゛ェングラー指揮の交響曲第5番「運命」1947年版。

何の予備知識も無ければ、この演奏は、
良く言えば情熱的で力強い、
悪く言えばいささかか荒っぽいものかも知れません。

しかし。
これは、ただの「運命」ではないのです。

第二次世界大戦中、ナチスの要請で、ドイツ国内では頻繁に演奏会が開かれました。
大指揮者フルトウ゛ェングラーとベルリン・フィルも、例外ではありません。
終戦後、この活動が「ナチスに荷担した」とみなされ、
フルトウ゛ェングラーは逮捕されてしまいます。
この時、ベルリン・フィルと共に立ち上がったのが、
戦時下をラジオから流れる演奏で耐え続けたドイツ国民。
彼等の強い訴えで、フルトウ゛ェングラーは二年で釈放されました。

釈放後、彼は人々への感謝を込めて、真っ先に復活公演を企画します。
演目は、ベートーウ゛ェンの交響曲全9曲。
2曲ずつ、数日に渡って行われる、大規模なコンサートが始まりました。
殺到する聴衆の中には、
配給品を差し出してまで、チケットを購入した方もいたとか…。

超満員の観客席を前に、
ベルリン・フィルの面々も、どんなに誇らしかった事でしょう。
その上、思い切り演奏しても、もう爆弾は落ちてこないんです。
メンバーや観客の誰かが、突然連行される事もありません。
戦争は終わりました。
そして指揮台には、彼等のフルトウ゛ェングラーが帰ってきたのです!―――



こうして、全身全霊の喜びでもって演奏された内の一曲が、47年版「運命」でした。

はっきり言って名演です。
とにかく凄い。
伝わってくるエネルギーが違いますもの。
とりわけ、四楽章の、まるで爆発のような演奏からは、
弾く事の喜びや、生への讃歌が、奔流となって押し寄せてきます。

当方は、ブラスバンドで打楽器を担当していたので、
ティンパニーを嵐のような情熱で叩く方が、
どんなに嬉しかったろう、どんなに誇らしかったろう――と想像しちゃうんですね。
一緒に叩いてる気分で、聴いて。
最後のロールを止めた時には、
会社で起きた嫌な事も、悩みも、ちっぽけなものに感じらるのです。
まぁ、この方々の苦労に比べれば…ねぇ(苦笑)。

以上、微妙に間違った「運命」の鑑賞法でした。
真面目な話、未聴の方は聴くべし!な、名演中の名演です。
ホントに凄いから。

 
 
12月26日  羽根のばし

多忙とストレスで、気持ちがぐちゃぐちゃになっていた所に、運良くお休みを頂けました。
これ幸いと、バスに揺られて街方面へ。
目指すは県立図書館!

途中、迷子になったり(お約束)、
間違えて日本銀行に突入したり(借りれん)、
博物館に誘惑されたり(次は絶対行くもー;)
しながらも、どうにか到着。

「〜〜〜〜〜><」

一ヶ月振りの図書館ですよ、レディ&ジェントルマン><
前後左右を歴史書に囲まれた、この興奮が伝わりますかっ><
塩野七生さんの著書がほぼ揃ってるのを見た時は、
うっかり「此処に骨を埋めよう」とまで思いました(笑)。

ひとまず、池波正太郎と宮沢賢治と『プロバンス古城物語』を借りてほくほく。
そこ、セレクションが無茶苦茶って言わない(笑)

図書館を出た後も、
チーズ専門店や万年筆専門店を見付けたり、
チーズケーキを食べ歩いたり、
欲しかった漫画を買ったり。
充実した一日でございました。

図書館、毎週通いたいのはやまやまですが、バス代が馬鹿になりません(+_+)
自転車で行けなくもないけど、山越えが大変だし、お洒落出来ないのも辛いし…。
どうしたものかしら。



ところで。
大好きな仕事で「ストレス」等と、贅沢を抜かしている訳ですが。

最大の要因は、「同じ言語で話せない」事。

分かりやすく言えば、共通の話題を、同じテンションで語り合えない事なのです。

仕事内容に惚れ込んで飛び入りした職場には、仕事を好きな方が一人もおらず。
本や歴史、国際情勢、音楽、手芸、料理…何を話しても暖簾に腕押し。
いや、せめてカラオケとかバーゲンとか行くでしょ!?行くでしょ!?
……え、行かないの?

orz

ようやく昨日、別の部署で(苦笑)南仏好きな方を見付けた時は、
嬉しくてうっかり涙が出ました。

感動を共有できない事が、こんなに辛いとは、知りませんでした。
お客様に喜んで頂けた。
たったそれだけでも、長い間、滅多に喜んで貰えない仕事をしてきた身には、
飛び上がるほど嬉しいのに。
振り返ると、嬉しそうな人は誰も居ない。

結構ね、しぼみます。



でも今日、いろんな所で「喜ぶ→嬉しい」を見て、
だいぶ気持ちが膨らみました。

誰も笑わなくても、私は笑おう。
にこにこしてお礼を言おう。
「嬉しい」や「楽しい」が通じないなら、
何度でも、教えてあげればいいじゃない。

元気出して、また頑張ります。
もっともっと沢山の人に「嬉しい」を届けられる様に。

 
 
12月25日  ぎりぎりセーフ

ぎりぎりでクリスマスに間に合いましたぴくしぃです、こんばんは。

え、何がかって?
帰宅ですはいorz

いや、ほんっとに余裕の欠片も無いクリスマスでした。
何しろ、昨日の夜中に初めて
「今日ってクリスマスイブじゃないの!」
と思い出しましたから(笑)

そんな忙しさも、今日でようやく一段落。
今、買ってきたケーキを出して、
IL DIVOの『Christmas Collection』をかけて
(夏前からこのCDの時期を心待ちにしてたのに←苦笑)、
一息ついたところです。



問題は多多あれど。
今は、生けとし生けるもの全てと、この世界に、感謝を込めて。

Joyeux Noel!

 

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